栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

戻る

2002/1月
 新年のご挨拶を申し上げます。保護者の皆様方には昨年中は何かとお世話になりました。職員一同、本年もさらにパワーアップして頑張ってまいる所存です。どうぞ、当、せんだん幼稚園を今年もよろしくお願い申し上げます。皆様方のご期待に添えるような教育環境のさらなる充実を図り、必ずや将来を見据えてのお子さまの幸福が実現するべく、引き続き精進努力していくことをお誓い申し上げます。

 人は学びあい、育ちあう・・/幸福への道
 昨年の園紹介ビデオ「学びあい 育ちあい V2」に込めた当園の理念について、年頭のこの場にて少し書いてみます。当ビデオについてはいろいろな方よりご感想が寄せられました。制作者の意図は、お察しの通り第三者に対して当園の内容、魅力をお伝えするとともに、当園の理念のベースとなっているところの「共に学び、育つ仲間の存在の大切さ、仲間への想いと感謝、仲間同士が力を合わせあうことの尊さ」・・というものです。いかがでしたでしょうか?。一人一人の園児の紹介ビデオではないので、「うちの子がろくに写ってない・・」、とガッカリされた方もいたようですね。
 世の中、不況といえども、便利であることが当然となった現代、一見、人と人、仲間同士が力を合わせあわなくとも生きていける、金さえあれば何とでもなる、と錯覚しがちですね。このような傾向は特に私たち大人に見られるかもしれません。でも良く考えてみると、このような便利を作り出してくれているのは目にみえぬ多くの人たち、地球上の多くの生き物の協力、犠牲によるものなのですね。例えばフライドチキンをほおばるその陰には一匹のニワトリの命の犠牲があるわけです。もし、自分がそのニワトリだったら、と考えたことはありますか? 自分の事ばかり考えているとその事実、様々な人やもの達のおかげ、というものが見えなくなってしまいます。人としての成長と幸福への道があるのに見えない、という状態です。
 子育ても然り。誰でも自分の子が一番かわいいのは当たり前ですね。でも自分の子ばかり見ていると幸福への道を見失ってしまいます。保育料というお金が子を育て幸福にしてくれるのではありません。先生が一方的に自分の子を教育してくれるのではありません。自分の子を学ばせ、幸福な未来へと育ててくれるのは実は自分の子意外の多くの人達、仲間、自然などなのですね。そして、そのようなお陰様に感謝することが子育てにおける幸福への道といえるでしょう。
 2月にはそのような仲間達が力を合わせて発表する生活発表会が行われます。劇や歌や合奏など、どれをとっても一人一人が小さな力を合わせあうことが大切なテーマとなっています。自分の持ち場を自覚し、個人プレーは控え、責任をもって精一杯がんばる、というこれらの発表は人としての大切な協調性、社会性を育てる場です。保護者の皆様方も、自分の子中心になるのはやむ終えぬことでしょうが、是非とも発表者全員を見て応援頂きたく思います。あわせて「うちの子には○○の楽器を担当させて!」「並ぶ列は前にして!」とかの個人プレーはご遠慮頂いております。ご理解下さい。
 学びゆく、育ちゆく、人の道。幸多き2002年となりますように。 合掌

戻る