栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

戻る

コラム03/1

 新年あけましておめでとうございます。保護者の皆様方には昨年中は何かとお世話になりました。今年も相変わらぬご厚誼のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

一年の計は元旦にあり
 さて、新しい年のスタートにあたり、今年をさらに有意義な年にしたい、と誰しも思っていることでしょうね。かく言う私も、ハーフ・センチュリーという人生の超大台を迎え、今後10年の抱負、などというものをあれこれと考えたりしています。それがどういうものか(?)は、はさておき、当園としてはさらなる前進の為に、脱皮すべきものは脱皮し、よりよい教育環境の実現に向けて精進していきたいと思っております。年頭のこの時期、是非皆様方も実現するか否かは別として、一年の計、なるものを立ててみることをおすすめ致します。

子育てにおける不殺生戒
 仏教を信ずるものが守るべき決まり事(戒律)の中の一つに10重禁戒、というものがあります。そのなかの一つにあるのが不殺生戒、その意はみだりに生あるものの命を奪ったり殺してはいけない、というものです。
 私たちは自分の命を維持したり、社会の秩序を保つためにやむ終えず多くの殺生を行っているのが現実です。しかし、人生の中で努力し人としての人間性を高める、という仏教の理念にそった生き方の姿勢の中であればいわゆるこの不殺生戒を犯すものではありません。自分に捧げてくれた多くの命に感謝し、自己を高めることでその恩に報いればよいのです。
 さて、不殺生戒でいうところの殺生という言葉の意味の中には、単に身体的命を殺す、という意味にとどまらず、その精神性や持ち味を損なう、という意も含まれるものと思われます。
 私たち教育に携わる者や、子育て真っ最中の皆様方はいわば子供達の成長という名の命を左右する立場に直接かかわっていると言っても過言ではありません。言い換えればその成長をスポイルするようなことがあっては、こども達を殺生している、ということになりかねないのではないでしょうか。たとえば、「子を甘やかすは子の殺生」、という具合に・・・。
 くれぐれも子育てにおける不殺生戒を犯さぬよう、こころしたいですね。
そのためには、目先の安楽さに流される子育てではなく、将来の育ちをしっかりと見据えた上での今の子育てを考えていきたいものです。