栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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コラム03/10

 残暑から激変の秋寒へと急激に季節の移り変わる9月も終え、いよいよ秋本番の10月となりました。今月は運動会、町音楽会等、発表行事も多くあり、保護者の皆様も楽しみにされていることと思います。これら発表行事の他にもイモ掘り会、遠足など、楽しいことが一杯あります。保護者の皆様のご協力も必要ですので宜しくお願いいたします。

 練習の意義
 Yahooの幼稚園関係の掲示板などを時折覗いてみますと、この時期は運動会等の話題が結構あります。中には、「運動会の為の練習なんて、こどもの意志とは関係ないから必要ないのではないか、当日一気にやればいい」といった極端な意見もあって面白いです。それらの意見に対して、トピ主(幼稚園の現役の先生など)の方が結構、良識に則った意見を述べられたりしていて感心したりします。
 当園の保護者の中には「運動会の練習なんて不要」という考えの方は恐らくいないのではとは思いますが、世の中、子の意志を尊重するあまり、中には上記のような偏った考えを持つ保護者もいるようですね。
 かけっこにせよ、綱引きにせよ、初めて体験する幼児には練習が必要です。いきなり本番ではとまどうだけで種目を楽しむことも力を出すこともできません。力を発揮し、力を合わせ、一つのことを全力でやる充実感や達成感を体験することが運動会のねらいですが、その為には、それなりの練習や経験の積み重ねが必要となるのは当然のことといえるでしょう。

 小学校の運動会参観
 小学5年になる息子(孫でない!)がいる関係で久下田小の運動会をゆっくりと見させていただいた。卒園児のその後の様子などを見るのも楽しみである。
 幼稚園のように準備や練習の時間もあまり割けないであろうに、子供達はとても良く動けていた。組み体操など結構難しそうな隊形移動なども良くできていて、さすが小学生になると違うな‾と感心させられた。卒園児の元気に成長していっている様子も確認でき安心した次第である。
 中でも印象的だったことは、吹奏楽部(3年生以上が入れる)の新3年生部員のほとんどが当園の卒園児だったことである。確か6‾7人もいただろうか。クラリネットや金管楽器を演奏するその姿に、幼稚園時代に蒔いた種が小学生になってもしっかりと育っていっているように感じ、何とも嬉しい気持ちになった。勝手な想像であるが、きっとこの子たちは幼稚園時代に体験した音楽合奏が、小学校での自信となり、また合奏がしたい、という気持ちを膨らませていたのではないだろうか・・・。なにしろ、年長児の時の生活発表会では6分を超える「ペルシャの市場にて」を演奏しきっている子たちなので、入学後の自信は想像するに余りある。
 やりとげている体験は、未来への自信であり、育つ力である。