栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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コラム03/2

 生活発表会へ向けて
 3学期の始業とともに、あわただしく発表会に向けての取り組みが進んできました。風邪の流行に気を揉みながらも、劇や音楽の発表に向けて、各クラスを中心に皆、精一杯頑張っていましたね。
 発表会で発表するものは、個人技、ではなく、その本旨は皆で力を合わせての表現、ということになろうかと思います。クラス全員が力を合わせれば、これだけのことができるんだ、という体験こそ貴重です。そこには自分勝手を慎み、仲間と手とこころを繋ぐ、という人としての成長への期待があります。
 観客席の皆様方も、自分の子しか目に入らぬと、何のための発表会なのか、意味不明になりかねませんね。発表の場で表現される集団の力のすごさ、の中に、一人一人の確かな成長が息づいていることを感じて欲しいと思います。
 発表での各パートは、子に任せて決めたもの、や、先生が教育的配慮の下、本人の意思を尊重しながら決めたもの、順番の原則で担当してもらうもの、などそれぞれです。全員が好きなものを担当できる、など現実にはあり得ないことですので、多少、我慢する経験でもあります。そこに社会性の学びもあります。保護者の皆様もその点は同様かと思いますので、ご理解ください。
 発表内容については、奇をてらうことなく、スタンダードなものを大切に考えました。つまり、歌、劇、リズム遊戯、合奏、太鼓です。いざ、取り組んでみると、意外に難しかったりで思うように仕上がらなかったものもあり、その点、出来映えにあまりこだわらずに見て頂ければ有り難いです。プログラムは先生たちが夜までかかって手作りで製作しました。発表会が終わっても捨てずに、幼稚園時代の思い出としてアルバムなどにとじていただければ嬉しいです。

 太鼓の中にあるもの
 和太鼓を教育の中に取り入れて2年になりました。初め、締太鼓と宮太鼓の2ケのみでスタートしたのが、平太鼓4ケ、桶太鼓3ケを今年度に加え、10名での演奏ができるようになり、太鼓の何たるかが少しずつ掴めてきた感じがします。太鼓が他の合奏などと少し異なるのは、元気なかけ声や振り(演技)が入る点です。また、「ありがとうございました」の感謝の言葉で終わるのも特徴ですね。姿勢を正し、気持ちを集中する、力を合わせ小さいことを積み重ねていく大切さ、などは合奏と同じですが、元気さと躍動感がある点より心に響くものを感じます。その中には、「人として大切なもの」が凝縮されているのではないでしょうか。