栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

戻る

コラム03/4

 新年度スタート/子供達の成長と幸福に向けて
 入園、進級おめでとうございます。
 新年度にあたり、子供達のさらなる幸福の実現に向け、新たに新任いたしました先生ともども、一生懸命教育実践に努めてまいる所存でありますので、昨年度同様、深いご厚誼を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。
 あわせて、昨年度末に退職した先生に対し、皆様方から、いろいろとお心付けを頂戴しましたこと、園を代表してお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 この度新任の先生達はやる気全開でありますが、何せ不慣れのため、皆様方に御迷惑をおかけすることも多々あるかと存じます。職員全員でカバーしていきますので、何とぞ暖かく見守っていただきますように、重ねてお願い申し上げます。

 ゆとりを生み出すもの
 内容3割カットのいわゆる「ゆとり教育」がスタートし、一年がたちました。新聞紙上、是非をめぐり、様々な記事を目にします。私自身の考えといたしましては、「ゆとりある成長を実現する教育」は賛成なのですが、内容を薄くすることは反対です。何がゆとりを生み出すのか、という本質の議論がなく、ただ単に「楽に、楽に」という方向へもっていくのがゆとりと勘違いしている節があります。算数の計算は電卓で、など愚の骨頂(!)です。計算の目的が柔軟で回転早い頭脳のトレーニングにあるという本質を忘れ、単に正しい答えが出れば良い、というのでは課題をゆとりをもって克服していくたくましい脳力など育つべくもありますまい。
 ゆとりある成長を可能にするのが真のゆとり教育であると思います。そして、それを実現するのは、教科書を薄くすることではなく、徹底した基礎基本の修得にあるのではないでしょうか? 百マス計算トレーニングで有名になった「本当の学力をつける本」の著者、陰山英男先生の主張には全く同感の念を禁じ得ません。
 その意味で幼児期は正にこの、基礎基本の徹底の時期、といえるでしょう。その可否がその後のゆとりある成長を左右するのです。幼稚園の時に、基礎基本(知・情・体、及びしつけ)をしっかりと身につけさせてあげることが何よりの愛情と考えています。
 先日、天才卓球少女と呼ばれる福原愛ちゃんの特集番組を見る機会がありました。そこで感じたことは、天才と言われる彼女の能力も生まれつきのものではなく、徹底した基礎トレーニングの賜物なのだな・・と、いうことでした。そして、その涙ぐましい努力にはやはり胸を打たれるものがありますネ。
  ゆとりは努力によってもたらされる
 当園では、のびのびと遊ぶことに加え、しっかりと幼児期の基礎を培う教育を実践してまいります。