栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 生活発表会を終えて
 運動会と並ぶ2大発表行事の生活発表会が無事終了いたしました。皆様方のご協力の下、当日は参加予定児全員が参加でき、とても嬉しく思っています。また、たくさんのご感想を頂きました。今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました。
 大きな発表を成し遂げた今、落ち着いた雰囲気の園庭では、初春の日差しに子供達の笑顔が一際輝いて見えます。シャツ1枚で元気に飛び回る子、そのたくましい成長ぶりにビデオカメラ向けながら幼児の教育に携わる者としてこの上ない幸せを感じています。
 当園の発表会しか見たことがない保護者の方には分からないかもしれませんが、手前味噌ながら当園のこどもたちの成長ぶりはやはり群を抜いていると思います。幼児期は勝負の時。しっかりと玉を磨いてあげれば、ここまで成長するのだ、ということを子供達が証明してくれています。

 輝かしい未来を創造するもの
 仏教の真理が解き明かすもの、それは「調和のとれた心が輝かしい未来を創造する」、というものです。仏教とはいわば人々をこの完全調和の心に導くための教えと言えます。この宇宙は調和の下に存在していますので、その中では不調和なものは生きられない、いずれ消え去る運命にあります。私達人間も不調和な心が行き過ぎるとやがてこの宇宙から消え去ることでしょう。
 私達の心は完全調和などではなく、様々な歪み(カルマ)を持っています。そして、それを修正するために人生の中でいろいろな不都合な出来事に遭遇していきます。それは私達の成長にその経験が必要だからです。それら一つ一つを人生の課題としてしっかりと学び、克服し、心の調和のレベルを上げることで未来は開けてきます。それが本来の人生の目的であり、また教育の目的でもあります。人として調和のとれた心を持てれば、それは即ち輝かしい人生、未来を意味するものです。今、自分のこころの調和のレベルが自分の回りの環境となって現れています。自分が置かれている環境は自分のこころの鏡と言ってもさしつかえないでしょう。
 では、完全調和の宇宙の中に、何故不調和があるのでしょう。宇宙を人に喩えると、現在鳥インフルエンザ、などといった様々な病原菌という不調和な不都合に遭遇したりしています。これらも人間の心の調和を上げるための試練といえるかもしれません。やはり調和のみでは、成長発展がなく、発展のきっかけとして、時に不調和なものが現れるのでしょう。
 幼児の場合に目を向けてみますと、幼児期はまだ自分の力で心を調和させていくということは全く難しい状況にあります。やはりこの時期は保護者や回りの大人たちが意図的に環境を整えてあげることから入らなければなりません。環境を正しく整えていくことで心の調和は自然にできてきます。では、幼児にとって望ましい環境とは何か? それは即ち・生活習慣・家庭の和・望ましい経験の三つです。これらの一つでも欠けては心の調和は遠くなります。この三つを意図的に整えていくことで子供達のこころは調和へと向かい、輝かしい未来への道が見えてきます。そして、これを整えるのは私達大人の義務であり責任においてなすべきこと、と言えましょう。
 先日ご協力頂いた生活アンケートの結果について今号にて園長の方から分析とアドバイスが報告されています。そこで気になるのはやはり夜更かしやTVゲーム等の時間です。これらの不調和に侵されっぱなしで危機的ともいえる状況の子が何人かおられます。こうなると園での教育は全く効果が期待できません。今からでも遅くありませんので、是非改善の努力をお願いします。
 保護者の皆様方も大変かと思いますが、園も努力をしてまいりますので、共に子供達の輝かしい未来へ向け歩んでいきましょう。