栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

戻る

 ことさらに暑かった夏休みも終え、いよいよ2学期がはじまりました。
 子供達の生活リズムが一刻も早く戻り、元気に園生活ができますよう、力を合わせてまいりましょう。
 当園では午前中申込者登園でほとんど毎日園にきていた子も多く、学期当初のエンジンのかかり具合は良いことでしょう。子にとって大切な成長の時期、一時も無駄にはしたくないですね。(光陰空しく渡ることなかれ・・)
 さて、運動会、音楽会、遠足、卒園旅行、もちつき会・・・楽しい行事も沢山の今学期、保護者の皆様方の出番もあります。ともに楽しみながら、参りましょう(!)。
未来の力って(??)
 最近使っています当園のキャッチコピーは「のびる、未来の力」というものです。これは、未来に向かってグングンとのびていく、心身の底力、といったニュアンスを表現してのものですが、斉藤 孝先生の新著「こどもの集中力を育てる」にとても参考になる話が述べられていましたので、ここに紹介させて頂きます。
 先生によれば、教育という現場で最も必要なことは、「学ぶ構え」をからだごとつくる、という点だそうです。頭の良し悪し以上に子どもの可能性を引き出す鍵となるものがこの「学ぶ構え」=「積極的受動性」であると先生は力説されています。その辺の話を要約しますと、
●学ぶ構えができている子は、はじめはそれほど鋭く頭が働かない子でも、何事に対しても能動的に動けるからだを持っているため、どんどんと伸びていく。
●逆にその構えができていない子は何をやるにも注意力が散漫で意識が向かわず、脳が沈滞していることが多い。
●きちんと立てない、坐れない、言われた課題に対してすぐに指示通りに動けない、すぐに友達とつるみ合ってごまかそうとする子は学びに向かって集中することができない。
●単独者になってしっかり立って声をだす。一人で歩き、何か言われたら機敏に行動に移す。この一見シンプルなからだの状態が学びの構えそのもの。これが勉強においても遊びにおいても子どもが成長していく上でとても大切な要素である。
●そして幼児期から小学校の三、四年生までがこの「学ぶ構え」をからだごとつくる上で最良の時期である。 ということだそうです。
 私達が常々子どもたちの指導に携わっていて感じていることをズバリと指摘されている斉藤先生の眼力は流石と言えましょう。つまるところ
学ぶ構え= 未来の力、と言ってもいいのではないか、と思います。