栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 ドキドキの初運動会
 秋のメイン行事「運動会」がいよいよ開催されますね。初めて運動会を迎える今年度新入児の保護者の方は初の大きな行事で、ワクワク・ドキドキなことでしょう。
 運動会に向けて、二学期が始まってからこの一ヶ月、各クラスそれぞれに一生懸命取り組んできています。現時点におけるこどもたちの精一杯の姿に温かなご声援をよろしくお願いいたします。
 また、運動会本番、という大勢のお客様を前にした場面では思うように力を発揮できない子もいるでしょう。中にはお母様から離れなくなってしまう、というのも結構あることです。たとえ結果が期待通りでなくても、どの子もこの一ヶ月その子なりに取り組んできています。そのプロセスに想いを馳せ、努力を認めてあげていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 ことばの豊かな環境
 今年度から年長児を対象に漢詩の素読を日課に組み入れています。素読とは意味がわからなくても読んでいくものです。昔、門前の小僧が習わぬお経を読むのも素読です。
 [意味がわからずによんでも時間のムダではないの?]というご意見もあるでしょう。でも自分が赤ちゃんだった時を考えてみれば、私たちは皆、意味もわからず母親の声を聞き、口真似して育ちました。だからこそ、この母国語が話せるようになったのです。
 漢詩の素読はこどもたちにとってこれまで親しんできた日本語というものの枠組から出て、非日常的な、異質な響きにふれ、唱えることで、好奇心がめざめ、想像力を刺激するものです。埼玉大学教授の安達忠夫先生はこれを「脳のマッサージ」とおっしゃっています。生の英語に触れることも同様です。福沢諭吉など歴史に名を残した名士たちはほとんど例外なくことばの豊かな環境(漢学、蘭学、英語など)の中で育っています。
 ことばの豊かな環境はこどもたちだけでなく、私たち大人にとっても脳の老化を防ぐ意味で効果が期待できるでしょう。最も簡単なのは海外の映画、ドラマなどを見る場合、日本語吹き替え版でなく、オリジナル版(日本語字幕スーパー)で見ることです。流行の「韓流」などは吹き替え版ではせっかくの俳優さんの魅力もなぜか全く乏しいものになってしまいます。是非オリジナル版で楽しみましょう。