栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 お金で買えないもの
 ライブドア事件がニュース紙面を賑わしています。私の感想は、やはりこうなったか・・、というものです。内心、ホッとしています。「ひとのこころもお金で買える」という金第一主義の考えは、社会の羅針盤の針を狂わせ、人心を乱します。(経済の活性化には一薬かもしれませんが)。逮捕されたホリエモンは、やり手で有能な人物なのだけれども、人としての倫理観に欠けていたのだと思います(そこが彼の持ち味であったが・・少し度が過ぎた)。今回、社会の信用というものを全て失ってみて、お金より大切なもの、お金では買えないものに気づき、己の針の向きを修正して出直してもらいたいと思います。
 さて、園内では発表会に向けての取り組みが進んでいます。インフルエンザが流行しているクラスもあり心配ですが、劇や音楽の発表に向けて、各クラス、精一杯頑張っています。特に今年最後の発表会となる年長組さんの練習風景には、入園してからこれまでの歩みの様子が走馬燈のように脳裏をよぎり、胸が熱くなります。クラス全員が力を合わせてやる最後の発表、その中に、一人一人の確かな成長が息づいています。幼児期の教育に携わる私達はこのようなこども達から、お金では買えない大切なものを沢山いただいているような気がしてなりません。
 園オリジナル/蟠龍太鼓
 早いもので和太鼓を教育の中に取り入れて5年になりました。今回の生活発表会では園の創立50周年を迎えた記念すべき年ということもあり、初めて園オリジナルの曲を創作し、披露する運びとなりました(年長さん)。曲名は蟠龍太鼓といいます。
 この名前の由来は当園の母体である芳全寺の山号が蟠龍山であること、又当寺の開基(お寺を建てた人)が戦国時代の武将、久下田城主の水谷蟠龍斎であること、又、当園の正確な住所が大字久下田字蟠龍水794番地であること、などに因みました。(余談ですが私の名前も龍胤という具合で関係あり?)。
 蟠龍というのは[とぐろをまいた龍]という意味で不気味な感じがしますが、龍は古来、東方(仏教が栄える地)の守護神であり、良い縁起(力、富)の象徴です。ポピョラーなのは天に昇っていく昇龍ですが、当地の龍はまだ地面に丸まっています(無限の可能性を秘めた子どものように?!)。
 蟠龍太鼓はそのように力、富の象徴である龍がいよいよ天に向けて昇っていくように目覚めさせる響きという感じです。年長さんの演奏に相応しい早いリズムで力強く勇壮な太鼓です。どうぞお楽しみに・・。