栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 心の中の観音様/自分は未来の創造者
 「念ずれば花ひらく」という言葉を聞いたり見たりした事があるかと思います。私はこの言葉を、[こころの奥深いところで本気で念じたもの、確信したものはかならず実現する]、という意味かと理解しています。つまり、私達のこころの想い(念)には創造する力がある、という訳です。
 妙法蓮華経観世音菩薩普門品というお経には、念彼観音力という言葉が沢山出てきます。観音様のこころのパワーを念じましょう、という意味と理解しておりますが、このお経では自分の中に観音様のこころをしっかりと念ずれば、どんな災いが降り掛かろうとしていても、たちどころに消え失せてしまう、と説かれています。観音様のこころには、それ程素晴らしい力がある、ということだそうです。
 では、観音様のこころのパワーを念ずるとはどういうことでしょうか? もし、本当にこれができれば、このお経によると私達はあらゆる不安から解放され、喜びと祝福に満ちた幸福な人生を送る事ができるはずですね。私はこの「観音様のこころのパワーを念ずる = 念彼観音力」という意味をつぎのように理解しています。
 つまり、
■念彼観音力 = 自分自身のこころの中の観音様に気付くこと、自分自身のこころを観音様のこころと同調させること、自分自身のこころの中の観音様をしっかりと信じること、そしてそのこころの導きに沿って行動、実践すること。
 観音様の分身としての自分自身に気付く、観音様と同じこころが自分自身のこころの中にもあることに気付く、それをしっかりと見つめ、それによって行動実践し、自己実現することができれば、私達は自由自在に自分の人生を創造し、栄光ある未来を具現することができるのでしょう。
 それはきっと、最も気高く、温かく、強い、とでも表現できるようなこころの部分、奥深いところににあるのだと思います。誰にでもあるのだと思います。きっと有るのだと思います。私にも、あなたにも・・。ただ、ほとんどの人がそれに気付いていないだけなのだろうと・・。
  「困った時の神頼み」ということばがありますが、本来の祈りとは単に神仏にお願いすることではなく、自分自身のこころの中の神仏・観音様に気付き、それに感謝し、そしてそのレベルで考え、念ずること、行動すること、実践することであろうと思います。
 本物の祈りは必ず実現する、創造する力、未来であり、栄光です。
 子どもたちの育ちという仕事に携わる私たち、及び保護者の皆様方には「念ずれば花ひらく」のたとえの通り、子どもたちが花ひらくよう日々念じている訳ですが、その道中、自分自身の中の母親観音様、父親観音様、先生観音様とでも表現できる自己の真実に気づき、無償の愛という気高いレベルでの子育て、教育の実践が、試されているのだろうと思います。
 私自身、頭で分かっているだけではダメ・・、行動・実践せねば、と自戒しているところです・・。