栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 新年度スタート
 平成18年度がスタートしました。入園、進級おめでとうございます。
当園では、将来を見据えての子供達の健やかな成長を願い、教育環境をさらに磨き、大切なお子さまを育成してまいる所存です。職員一同、頑張ってまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
 子供の育ちに大きな影響を及ぼす環境は園と家庭の双方で築かれます。幼稚園と保護者の皆様方は正に要 = 両輪と言えます。ともに手を携えてまいりましょう。
 新年度の当初は園生活のリズム付けの時です。
■充分な睡眠と朝食をとる■遅刻をしない■(病気でない限り)園を休まない
以上の3点は大切なポイントになりますので、ご協力をお願いいたします。

 こどもたちを幸福に導くもの(=忍耐心)
 子育て真っ最中の保護者の方々の願いは子ども達の将来の幸福でありましょう。では、子ども達を幸福にする子育て法とはどんなものでしょうか?。そのヒントになることを産経新聞掲載の寄稿文「日本よ」で石原都知事が書いています。石原氏によると、今の子ども達の「こらえ性のなさ」がこども達を不幸にしているそうです。ちょっとした困難にであうとすぐに投げ出し、逃避してしまう若者たち。引きこもりやニートなど、生きていく力の弱い人間を多く生み出してしまう原因は[物に溢れて安穏な、ぬくぬくとした現代の社会環境にある]と看破しています。つまり温室の中では一歩そこから出たときの寒さなど、いわゆる世の中の厳しさに対する耐性が育たず、人生の奈落へと落ち込みかねない(不幸)、ということでありましょう。
 物は子ども達を幸福へは導いてくれない。
 渋谷などの繁華街できらびやか物やおしゃれで身を飾り、たむろする若者たちを見て、ある外国人識者は「世界で最も豊かで、最も不幸(かわいそう)な若者達」と言ったそうです。その意味は[物が自分達を幸福にしてくれる]と勘違いしているということを指摘しているのでしょう。
 幼児教育の先達者は「こどもをダメにする方法は簡単。欲しがるものをドンドン与えればいい」と言いました。物が簡単に手に入ってしまうことが続くと、どうしても飽きっぽく、こらえ性のない性格へと傾き易い。いずれそのつけが自分を大変な困難に直面させることになり、不幸のドツボにはまることになる・・。作り話での喩えで恐縮ですが、「花より男子」というマンガ(=台湾ドラマ)があります。大財閥の御曹子としてわがまま放題に育った【道明寺 司】は自分の真実の幸福の鍵をにぎる女性に出会い、こころときめきますが、その育ち故の壁にぶちあたって苦悶する。やがてお金や物では手に入らない真実の幸福に気付き、それらを捨てる決心をする・・といったトスーリー展開です(まだ途中までしか知りませんが)。貧しくても温かく、たくましく、誠実に育った相手の女性「雑草つくし」こと【牧野つくし】の、お金や財産といった世間での価値に少しも動じない、彼女が拠りどころとするものの高さ(or深さ)が実に小気味いいですね。地位も財産も捨てて、一介の乞食僧となったかつてのおシャカ様の至高の幸福論にも一脈通じる話しではないでしょうか。
 本当の幸福とは実は関係ないものにあくせくし過ぎず生きたいものですね。