栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 冬シーズン到来の12月となりました。今年は例年になく朝晩の冷え込みが強くなるのが早く、巷ではもうインフルエンザの流行も聞かれています。規則正しい生活(早寝早起き朝ごはん)をしっかりとし、そして手洗い、うがいの励行、できれば予防接種も済ましてこの季節を乗り切りたいものです。

 しっかりとした心身を育てる/食育=食は育なり
 学校における「給食」の位置付けが、単なる「栄養摂取」から食を通して育てる「食育」に変わるそうですね。戦後の乏しい食料事情の中で子供達に何とか食べさせることを目的に作られた学校給食法も今や飽食の時代、ピントはずれいう訳でしょう。
 さて、あらためて考えてみますと、この私たちの体、そしてそこに宿る精神は私たちの口から入った食べ物によって生成され支えられています。.私たちが食べたものが血となり肉となり、そして私達の精神活動を支えている訳です。こう考えると、「何をどのように食べるか」、ということが、私たちのこの心身の状態にとって大変重要な意味をもつことが分かるでしょう。「医食同源」という言葉がありますが、これは病気・健康の原因はまず食に有る、と言っています。さらに体だけでなく、こころの病、健康も食によって大きな影響を受けている、と考えてもあながち間違いではないでしょう。
 ある地域では小学校、中学校ともに大変な荒れ模様状態で、それこそ校内の廊下を自転車が暴走する程の状況であったそうです。とても授業どころではありません。とある、学校イベントで給食の無い日の朝、校長先生がコンビニに張り込むと、案の定、問題行動をとる多くの生徒たちの親がコンビニで昼食を買っていたそうです。これはつまりこの子たちはかなりの割合をそのようなコンビニ弁当などで育ってきた、ということを意味します。コンビニを悪くいうつもりはありませんが、日常的にそれらに依存してしまってはバランスや添加物など、育ち盛りの子どもたちには良く無いのではないでしょうか。
 校長先生はこれらの偏った食生活が育ち盛りの子どもたちの心身の状態に少なからず影響があると考えました。それからというもの、学校での給食の改革に取り組みました。野菜や根菜類が沢山入った具だくさんの汁、カルシウムなどが豊富な青色系の魚類や海藻などをしっかりと食べさせるようにしたそうです。その結果、子供達の荒れは徐々に収まり、学校は落ち着きを取り戻していったそうです。そして今ではその地区の子供達は、コンクールで様々な賞をたくさんとる等、勉学面での向上も顕著なものがみられているそうです。
子供達の荒れ、その一原因は、食にあった、という訳ですね。
子供達の食生活は大切です。こころすべきことと思います。