栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 新入園児の子供達が入園して3週間(今4/25)がたちました。当初は園での生活はどの子たちにとっても初体験ですので不安で一杯の心境であったことでしょう。慣れるのが早い遅いの個人差や、揺り戻し現象(何事もなく登園していたのに急にしぶるようになる)はあると思いますが、全体としてどの子たちも園での生活に馴染んできています。
 保護者の皆様方におきましては、規則正しい生活(早寝・早起き・朝ご飯)と親子の愛情確認(スキンシップなど)をしっかりチェックしていただき、元気一杯に園での生活ができますように宜しくお願いいたします。
 当園では、4月の新年度時期、安易に午前保育とはせず、仲間と一緒に昼食を摂ったり、体育ローテーション、日課活動、プリント遊びなど、子供達にとって新鮮で楽しい活動をどんどん始めています。これも園に慣れるのを早くするネライがあります。今度のビデオ参観(5/23)には、そのような子供達の様子を御覧頂く予定です。楽しみにしていてください。

 幼児期の教育は「薫修・薫習」
 良い香りの匂い袋やお香の香りはいつしか衣服に移りしみこんで、衣服自体からも良い香りが漂うようになります。このように、くり返し習慣的な環境によって体全体にしみこむものがあると、それは心のはたらきまで影響を与え、残っていくものです。
 「心は慣わし物」という言葉があります。これは、こころというものは、その人の習慣によって形成されていく、くり返し受ける環境によって色づけされていく、ということを言っています。良い環境の中で生活すれば、知らぬうちにそれはこころの奥までしみこんでいき、善きこころを形成していくのではないでしょうか。
 では、「良い香り」と象徴的に表現される環境とは、どういうものでしょう? 幼児期は様々な面がめざましく成長する時期です。この時期に継続して接する物や経験する事柄、環境というものが子供たちの体にしみこみ、そしてこころを形成していく、ということは容易に想像できることですね。
 他人と協調するこころ、善きもの、美しい物に反応するこころ、創造する喜びを感じるこころ、忍耐強く頑張るこころ、悪いことでなく善きことへ向くこころ、など「人間らしいこころ」はその育つ場の環境=香りによって形成されていくものだろうと思います。
 日常的に美しい音楽や言葉が豊かにある中で、先生や仲間と一緒に元気に運動したり、日本の伝統的な文化や礼法に触れたりすることは正しくこの「良い香り」の中に身を置くことを意味しています。
 そして、お察しの通り、本園で言う「春風」(春風の吹く幼稚園)とはこの「良い香り」を意味しています。