栃木県 二宮町 せんだん幼稚園 理事長コラム

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 健全なこころは健全な身体に宿る
 報道によれば、昨今の小学生は30年前の子に比べてかなり体力が落ちてきているそうです。昔の子は背は低くてももっとたくましかった(!)。学校から帰った後、部屋にこもり、ゲームをしたり、テレビを見たりする時間がとても長くなったからでしょうか。食生活の充実により、見た目(身長・体重)は立派な体格になっていますが・・・。
 そのような社会情勢を踏まえ、当園では、丈夫な体作りを教育目標の一つに掲げています。先日の父の日ふれあい会でもご覧頂きましたが、
朝の体育ローテーションはこの体作りに一役買っている基礎活動です。
 幼少期はその機能も含めて体が総合的に著しく成長する時です。このような時期に大切なことは、いろいろな運動や外遊びなどでしっかりとした体の機能を育てる事だと思います。見た目ではなく、その中味がより大事。空調の効いた部屋でゲームではなく、暑いなりに寒いなりにそれらを肌で感じながら体全体を使ったいろいろな遊びを体験させたいものですね。
 さて、身体の機能には手足、胴体、内蔵などの機能に加えて、当然、頭(大脳)も含まれます。頭は身体の中で最も大切な一部です。子供の成長を考えた時、やはりそれらをバランス良く育てる視点が大切になります。
  (身体機能を育てる体育ローテーションと日課活動)
 朝の体育ローテーションのねらいの一つはまずこの手足、胴体、内蔵の機能強化です。さらにこれらに加えて、当園では
日課活動というものを保育室の中で毎日行っています。それのねらいの一つがこの頭(大脳)の機能強化になります。この活動は大脳機能に直結する目、耳、口を存分に使います。初めて御覧になられた方は、そのテンポの早さや幼児というイメージとはかけ離れた内容に驚かれるかもしれません。
→これらは決して早期の知識の詰め込みや技術の習得を主眼としたものではありません。長年に渡って練られ、開発された独自の方法=プログラムであり、幼児期の体や頭(大脳)によい負荷、刺激を与えることでその育ちをスムースにするものです。当園が加盟している総合幼児教育研究会の園ではその主旨に則って特徴的な教育活動として、この体育ローテーション、日課活動が必ず行われています。
 子供達がのびのびと育つ為には、その環境が大切です。幼児だからと温室に閉じこめておいては空気が淀みます。新鮮で心地よい春風(適度な刺激)が当たっていること、つまり子供達の育ちのリズムに合った環境、刺激があることが大切です。この環境構成力が幼稚園の実力と言えます。
 そして、健全な身体機能が育つことによって、そこに健全なこころが宿る素地が出来ます。