「あなたの暮らしは地球何個分?」
アースオーバーシュートデーという言葉を聞いたことがありますか?
お恥ずかしながら私は先日の現職研修会で初めてこの言葉を聞き、また私たちの住む地球資源の実情を考えさせられました。
アースオーバーシュートデーとは?
アースオーバーシュートデーとは、地球がその年1年間に供給できる資源を、人間が使い果たしてしまう日のことです。1月1日からスタートし、仮にアースオーバーシュートデーが”12月31日”であれば地球資源の需要と供給のバランスが保てていると言え、地球にとって持続可能な生活ができていると言えます。
さて、皆さんはアースオーバーシュートデーの定義が分かったところで、実際にはいつがアースオーバーシュートデーだと思いますか?
答えは7月28日(2022年度)です なお日本に限ってはなんと5月6日です※1
出典1:https://www.overshootday.org/newsroom/country-overshoot-days/
ここで少し疑問が湧くと思います。1年の残りの期間、私たちはどうやって過ごしているのでしょうか?
答えは単純です 私たち人類は将来の資源を前借りしていまを生きているのです。
現在の暮らしを維持するために必要な地球の数は「1.7個」と言われ、また全世界の人々が日本人と同じ暮らしをすると仮定した場合、維持するために必要な地球の数は「2.8個」です。
食べもの
- 工業型畜産で生産された肉や乳製品の消費を減らして、野菜中心の食生活へ
- 輸入や長距離輸送されたものより、地域で生産された食べものを選ぼう
- プラスチックで個別包装されていない食べものを買おう
交通手段
- 短い距離なら、なるべく徒歩や自転車で移動しよう
- 公共交通機関や、シェアサイクル、シェアスクーターなどを活用しよう
- 車は毎日使わないならシェアカーやレンタカーを使おう
- 国内なら飛行機より新幹線や電車を活用しよう
住宅
- 自然エネルギー100%の電力会社に乗り換えよう
- 夏は暑さに影響されづらい、冬は部屋の暖かさが逃げないように、窓に断熱材を貼るなどして断熱しよう
- 広い家なら、家族で集まって過ごして電気の使用量を抑えよう
消費
- 服や家電はお直しや修理で長く使おう
- 新しい服や雑貨は、セカンドハンド(中古)で探してみよう
- ものを買うより体験にお金を使おう
皆さんも少し考えてみる時間を取るのはいかがでしょうか?共に歩んでいきましょう!
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