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久下田大仏の歴史・概要

寛保二壬戌年に建立された
  人々のご縁を結んだ極楽浄土の仏様

当、阿弥陀如来坐像は、像高288センチ、面長100センチ、膝張224センチ、背面刻銘に「開元導師蟠龍山芳全寺十二世山僧、殷山旭昌操觚誌焉、寛保二壬戌年(1742年)三月、大穀旦、治工野州佐野金屋町丸山平右衛門藤原政重以下十名」とあります。
 また、背面や側面には大仏建立にあたっての多数の寄進者の名前が刻まれており、当時の仏教信仰の広まり、修行道場として隆盛を極めた芳全寺の往時を伝えています。

 当坐像は当初、参道を下って総門の下、参道西側に設置されていましたが、明治四十年に当山二十五世東海儀天大和尚によって山門北側西に移転されていました。
また、昭和三十四年には栃木県有形文化財に指定されています。

※写真(左)明治三十一年撮影 (右)平成二十一年撮影